防災士活動:避難所開設・運営訓練
奈良県防災士会の活動で、避難所開設訓練の応援に行ってきました。
令和7年度の「奈良県防災総合訓練」は三宅町で開催されます。複数の関連団体と訓練内容がある中で、地域住民が担当するのが「避難所開設訓練」です。三宅町には10の自主防災会があるそうですが、どの会も避難所開設訓練は未体験とのこと。本番に向けての事前訓練という位置づけで、避難所ってどんな感じなん?ということをまず体感してもらえれば、事前訓練としてはOK。奈良県防災士会の理事・事務局メンバーの有志が手伝いに行きました。
<訓練実況>

- ブルーシートの向きや、重ねていいの?折る折らない?などの疑問が生じました。
- 今回は長方形のブルーシートを正方形に折りました。
- ブルーシートが重ならないようにするのは、通路を確保するためです。
- そういうことはやっていくとわかります。
- ブルーシートは裏側に織り込む方が足がひっかかったりしないね、と気づいた人もいました。

- 初めての作業。テントごとに別の人たちがそれぞれにやっている状態で、だいぶ混とんとしてきました。
- 避難所の責任者が「わたしの指示に従ってください。分からないことは確認して!避難所運営は勝手にやらないことも大事!」と少し厳しく言うと・・・
- 「それならわかるようにあなたが説明しなさいよ」とつぶやくおばさま
- ふむふむ、この時点ですでにストレスが生じるのだと、そういうリアル(指示される側の人たちのストレス)を合わせて体験できるのが訓練参加の醍醐味。
- マイクの性能(伝達する声の伝わりやすさ)も大事だなぁと思いました。

- ダンボールベッドを組み立ててテントの中へ。
- これで一旦、避難所のハード面の準備が完了です。

- 次に避難者受入れを模擬体験してみます。まずは避難所運営役と避難者役に分かれます。
- 避難者役の人たちには、一旦体育館の外に出てもらって、待機してもらいました。
- 運営チームの方は、役割分担表(総務班、情報班、救護班、食料班、物資班、環境班)に従い、自分の役割を確認。今回は地区ごとに役割を付与しました。
- 初めての体験で、皆、真剣に説明を聞いていました。


- 受付けや、各役割の持ち場を設置し配置につきます。
- 受付けからの導線を確認。ややこしい要望を言う避難者が出てきたら、情報班が担当する「相談窓口」に行ってもらいます。

- 受け入れ準備が整ったので、避難者役の人たちに避難してきてもらいました。
- 受付票には「氏名」「住所」「連絡先」「家族」を書く欄がありました。
- 同行する家族は家族欄にまとめて書けばいいのか、ひとり一枚書くのかが分かりにくく、質問が出ていました。
- 受付票の分かりやすさも大事ですね。
- 防災士チームは『ややこしい相談をする避難者役』を担当しました。たとえば、「高齢で耳が聞こえない」「トイレに近いところがいい」「煙草を吸いたい」「腰が痛い」「熱が出て来た」「授乳したい」「犬を連れて来た」「旦那が後から来るから一緒のテントに入りたい」「女性スタッフは?男性には話せない」など。

- 避難者の要望に応じてルールが決まって行きます。
- 決まったことは情報班がホワイトボードに書いて共有します。
そんな感じで、途中で役割を交代し、全員に避難者役、運営役を体験してもらいました。
この訓練をすると、どの地域でやらせてもらっても、住民の皆さんは真剣に取り組まれます。本番さながらに受付け対応してくれて、あたふたする人、安定感のある人など、いろいろですが非常に有意義です。一度でも経験しておくと、起こらない方がいい本番に落ち着いて運営していけるだろうと思います。
さて、「令和7年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練 奈良県総合防災訓練」の本番は10月26日(日)。どなたでも参加できます。倒壊建物からの救出訓練や、ヘリコプターによるつり上げ訓練、緊急車両の展示、VR体験、土嚢づくり体験など、様々な内容で、実際の訓練や展示があります。ぜひお出かけください。
一般公開会場:奈良県第二浄化センター (スポーツ広場)
(奈良県北葛城郡広陵町萱野100−1)
詳しくは、奈良県のウェブサイト
https://www.pref.nara.jp/69454.htm




